回線速度の遅さを改善!自分で確認できることや問合わせのしかたを紹介

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ダウンロードが遅い、動画がすぐ止まる、ゲームがラグい、などなど…

ガマンできない!できることならどうにかしたいけど、何をしたらいいか分からない(-_-;)

ネット周りの知識がなくても自分で確認できることを順番に紹介していきますので、なるべく上から順番に確認していってみましょう!

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ONU、ルーターの再起動

まず一番最初にやってほしいことはONUとルーターの再起動です。

再起動するだけで改善することは本当にあります。

ONUとは
光回線を使ってインターネットをするときに必要な機械。

見た目はモデムやルーターに似ていて、回線工事をした際に貸し出されるものです。

画像みたいな形が多いですが、横置きもあります。

色は白もあります。

電源プラグを本体から抜いて10秒くらい待ちましょう。

ルーターを使ってない場合は、ONUだけ。

ルーターを使ってる場合は、ONUとルーター両方とも電源プラグを抜き、10秒くらい待ちます。

その後、先にONUの電源をONにして、ONUのランプがついて動いたことを確認してからルーターの電源を入れましょう。

使っている端末(PCやスマホ)の再起動

次に使っている端末も再起動しましょう。

ONU、ルーター、PCやスマホと再起動することで、おかしくなっていた箇所がリセットされ、改善される場合があります。

 

回線速度だけではなく、PCやスマホの調子が悪いときはとにかく一度再起動することが大事です。

何が原因か分からなくても改善されることは多々あります。

ルーターの性能を確認

ルーターを使用している場合は、ルーターが出せる速度の上限を確認しましょう。

確認方法は、型番をググってメーカーのホームページで仕様を見るのが一番確実です。

メーカー以外で紹介されているサイトでは間違っている可能性もあるので、なるべくメーカーのホームページを見ましょう。

有線接続の場合

有線LAN速度を確認します。

【100Mbps】なのか【1000Mbps】なのか。

【100Mbps】だと当然100Mbpsまでしか出ないので、1Gの回線を契約していても活かしきれない状態です。

100Mbps以上の速度を出したければ買い換えるしかありません。

 

PC側の性能もかかわってくるので、【100Mbps】と【1000Mbps】どちらなのかメーカーのホームページで確認しましょう。

無線接続の場合

無線LAN規格を確認します。

【11a,11b,11g,11n,11ac】と、色々と規格があります。

100Mbps以上の速度を出すには【11n,11ac】に対応している必要があります。

 

細かい数値は下の表で確認してみてください。

規格周波数帯最大通信速度
IEEE802.11a5GHz54Mbps
IEEE802.11b2.4GHz11Mbps
IEEE802.11g2.4GHz54Mbps
IEEE802.11n2.4GHz600Mbps
5GHz600Mbps
IEEE802.11ac5GHz6.9Gbps

また、この規格は子機(スマホなど)にもあり、ルーターと子機の両方が対応していることが必要です。

ルーターが11n対応でも、子機が11nに対応していなければ、11nで通信することはできません。

ちなみに、使える規格の中で最適なものが自動的に選ばれるようになっています。

<有線接続の場合>LANケーブルを確認

まず配線の途中に重いものでつぶされてないかなど確認しましょう。

次につないでいるLANケーブルのカテゴリーを確認しましょう。

ケーブルを見ると印字されています。

 

カテゴリー5(CAT5)までは100Mbpsまでしか速度がでません。

カテゴリー5e以降の規格(CAT5e、CAT6、CAT7)のケーブルを使っていれば大丈夫です。

 

使っているLANケーブルはすべて確認しましょう。

ONU ←→ ルーター ←→ PCやPS4など

上のような場合は2本以上使ってますのですべて要確認。

<無線(wifi)接続の場合>周波数帯と電波状況の確認

『親機に近づければ速度は出るけど、いつも使う場所では速度がでない』という場合、子機に電波が十分届いていなくて速度がでない場合があります。

 

まず、wifiには2種類の周波数帯があり、それぞれ特徴が違うので説明しますね。

2.4GHz
・電子レンジなどの家電製品や、Bluetoothの電波干渉を受けやすい
・障害物に強い
5GHz
・電子レンジなどの家電製品や、Bluetoothの電波干渉を受けにくい
・障害物に弱い

上のほうの規格の表で【2.4GHz】【5GHz】どちらを使っているか確認して、親機と子機の場所を確認しましょう。

利用しているプロバイダー、回線提供事業者へ問合わせ

以上でざっくりとですが、自分で確認できることです。

次にできることはプロバイダーや回線提供事業者への問合わせになりますが、聞く内容としては以下のことくらいです。

1.通信に異常が起きていないか
2.何か改善する方法はないか

1.通信に異常が起きていないか

ごくまれに設備の自然故障や地震・台風の影響とかで、通信経路のどこかで異常が起きている場合があります。

異常が起きている場合は向こうが勝手に対応して話を進めてくれるので、言われる通りにするだけです。

2.何か改善する方法はないか

なにかアドバイスをもらえるかもしれません。

こちらの環境を説明して、上で書いてきたようなことを確認していくことになると思いますが、もっといい情報を教えてくれればラッキー程度でしょう。

一番言いたいこと「速度が遅いからなんとかして!」

言うだけムダと思ったほうがいいです。

【ベストエフォート】という魔法の言葉をだしてくるだけで取り合ってもらえません。

 

【ベストエフォート】(best effort)は「最大限の努力をします」という意味で、1Gbpsの回線で10Mbpsしか出なくても、最大限の努力をしているからOKなのです。

「いやいや、1Gbps回線って言っておいて10Mbpsっていくらなんでもおかしいでしょ!」と言いたくなるのはごもっともで当然な感覚です。

ただ【ベストエフォート】に同意して契約している以上、悔しいですがどうにもなりません。

 

突き詰めたところで水掛け論の言い争いになって、気分を害するだけで何も改善しないうえ、時間がムダになくなるので言わないことをオススメします。

経験談です(笑) 言うなら一言だけにして、謝らせて満足する程度にとどめましょう(笑)

まとめ

今回は回線速度が遅い場合の改善方法として、自分でできることを段階的に紹介しました。

ここまでで改善しない場合は、次にプロバイダー、さらに回線提供事業者を変えるところまでいくのですが、長くなってきたので別の記事にします。

気になるかたはそちらを見てもらえればと思います(‘ω’)

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